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オーデマピゲは超薄型で複雑、そしてオープンワークの時計で知られているというものだった。

オーデマ ピゲがオープンワークで知られていると言うことは、エリック・リペール(Eric Ripert)氏が料理で知られていると言うようなもので、事実ではあるが、それではそれぞれの技巧に対する感動と芸術性を捉えることはできない。オーデマ ピゲの技巧に対する感動と芸術性はロイヤル オーク登場以前からブランドの歴史とアイデンティティに刻み込まれているが、1972年にロイヤル オークが発売されたとき、初期の懐疑的な意見の根拠となっていたのは、APは超薄型で複雑、そしてオープンワークの時計で知られているというものだった。ロイヤル オークのようなスティール製のずんぐりむっくりした時計を作ってどうするのだ、と。

オーデマピゲ 偽物★ロイヤル オーク トゥールビヨン エクストラ シン オープンワーク26518OR.OO.1220OR.01

ムーブメント:手巻き
キャリバー:自社製スケルトンキャリバー 2924
石数:25石
振動数:21'600 振動
パワーリザーブ:70時間
ケース径:41.0mm
ケース厚:8.95 mm
ケース素材:18Kピンクゴールド
防水性:20m
ストラップまたはブレスレット素材:18Kピンクゴールド

だが実際はどうかと言うと、まったくありがたいことに、APはロイヤル オークの文脈でもオープンワークをうまく扱うことができるということだ。同社はオリジナルのジャンボ用Cal.2121(2014年にここで見たもの)をはじめ、永久カレンダー、トゥールビヨン、そして(私のお気に入りの)ダブル バランスホイールをオープンワーク化してきたのだ。今年、ロイヤル オーク50周年記念の一環として、APは新しいジャンボ、Ref.16202を発表し、新しい超薄型のCal.7121を搭載した。この新しいムーブメントは、従来のCal.2121よりもほんの少し厚くなっている(Cal.7121は3.2mm、Cal.2121は3.05mm)。新しいジャンボに加え、APはCal.7124を搭載した極めて洗練されたロイヤル オーク“ジャンボ” エクストラ シン オープンワークも発表しているが、デイト機能がないため、さらに薄く、Cal.7124の厚さはわずか2.7mmだ。